診療案内

白内障手術

白内障とは

白内障とは目の中でレンズの役割をする水晶体が年齢とともに濁ってきてしまい、ぼんやりとしか見えなくなることです。加齢とともにみんな白内障になりますので、日常生活で不自由を感じるようなら、手術を行います。手術の時期は人によって違い、例え矯正視力がよくても、車の運転などに不自由を感じるようであれば、よく相談した上で手術を行うこともあります。術前、術後の流れは以下の通りです。

手術の流れ

  • 1.手術日の決定

    持病、内服薬などについて確認します

  • 2.採血

    必要なら内科などへの紹介状を書きます

  • 3.術前検査

    角膜内皮細胞密度測定・眼軸長測定などにより眼内レンズも決定します

  • 4.手術の説明

    動画を見ていただいたうえで、医師から個別に説明します

  • 5.手術当日

    手術予定時間の1時間ほど前に来院してください

  • 6.翌日の診察

    眼帯をはずして保護メガネにし、眼圧検査・診察・術後点眼の説明を行います

  • 7.翌々日の診察

    視力検査・眼圧検査・散瞳しての眼底検査を行います

  • 8.翌週以降

    術後の定期診察を行います

白内障手術

当院では局所麻酔、無縫合、小切開白内障手術を行っており、手術時間は通常10~20分くらいです。局所麻酔後は痛みを感じることはほとんどありません。角膜の横を2.5mmくらい切開し、超音波で濁った水晶体を砕いて、吸引します。残した水晶体嚢をきれいにして、眼内レンズを挿入します。最後に眼圧を調整することによって縫合せずに創を閉じます。眼内レンズの寿命は人間の寿命よりも長く設計されていますので、術後の劣化による交換の心配はありません。当院では着色・非球面レンズを基本に、適応のある方は乱視矯正・多焦点レンズを患者さんと相談して使用しています。
手術直後は眼帯をしますが、翌日の診察後には透明な保護メガネにしますので、見え方をすぐに実感していただけると思います。術後の洗髪、洗顔も術後4日目から可能です。術後の点眼はその後の経過を左右するとても大事なものなので、指示通りさしてください。また、術中、術後の経過は人によって異なります。

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